腎不全猫の通院費用まとめ

腎不全で緩和ケアを行った猫の、費用をまとめます。

5日間通った金額です。

 

腎不全は初期の段階で発見されれば、進行するスピードを遅らせることは可能のようですが、我が家の場合は末期も末期の段階でしたので、治療というよりは緩和ケアでの通院となりました。

 

結果初診から1週間ほどで旅立ちましたが、同じような境遇の方の参考になればと思い記しておきます。

 

 

1日目 初診・検査費用

 

2020/6/28 初診

  • 初診料                1,200円
  • 採血料                1,000円
  • 血球計算検査(血球計数装置)     2,500円
  • 血液電解質検査            1,000円
  • 血液検査 スクリーニング15項目    6,000円
  • 血液検査 甲状腺ホルモン測定(T4) 5,000円
  • 血液検査 猫血清アミロイド(SAA) 3,000円
  • 超音波検査(腹部一部)        4,000円
  • 単純X線検査(2カット)         5,000円
  • 皮下点滴料              2,000円
  • 皮下注射 制吐剤           1,500円
  • 皮下注射 (2剤)            2,500円
  • 持続性抗生物質注射(コンベニア)   3,551円
  • 内服薬 制吐剤 プラミール      480円
  • 内服薬 H2ブロッカー ファモチジン  240円

合計 42,868円(内消費税 3,897)

 

水も食事も摂らない、トイレにも行けずその場で用を足すなつめ ( =愛猫の名前 ) をみて、異常を察し病院へ。

非常に神経質な性格のため、緊急事態を除き病院へは行っていませんでした。

 

何故、具合が悪いのか?

原因を突き止めるために、以下の検査を行いました。

 

*血液検査

*レントゲン

*腹部のエコー

 

結果的に腎不全・尿管結石という診断が下ったので

その対症療法として、吐き気を抑える薬や腫れを抑えるステロイドを注射しました。

また、極度の脱水症状でしたので、皮下補水液の注射を行いました。

 

ちらっと見えたカルテには赤丸で「狂猫」と書かれるくらい、知らない場所は苦手で、各検査を受けるのに3~4時間かかりました。

色々手を焼いてくださった病院の先生やスタッフの方には感謝です。

(狂猫で間違いないのだけれど、もっと飼い主が目にしても分かりにくい表現にしてほしいなと思いました…。)

 

自費で色々検査をするということだったので、金額は覚悟していましたが

結構タフな数字だったのでこれからの治療費がちょっと心配になりました。

 

2日目 皮下点滴

2020/6/28

  • 再診料    600円
  • 皮下点滴料  2,000円
  • 点滴薬剤料  500円

合計  3,410円(内消費税 310円)

 

2日目は皮下点滴だけを行いました。

1日目の色々が功を奏したのか、なつめはちょっと回復したように見えたので少し安心したのを覚えています。

 

3日目 皮下点滴

2020/6/29 

  • 再診料    600円
  • 皮下点滴料  2,000円
  • 点滴薬剤料  500円

合計 3,410円(内消費税 310円)

 

3日目も2日目と同じく、皮下点滴を行いました。

1日目より2日目、2日目より3日目と少しずつ調子を取り戻してきている様子のなつめ。

次の日実施予定の血液検査もきっと数値が下がっているだろうと、思っていました。

 

4日目 皮下点滴・血液検査

2020/6/30

  • 再診料               600円
  • 採血料               1,000円
  • 血液電解質検査           1,000円
  • 血液生化学検査           2,500円
  • 皮下点滴料             2,000円
  • 点滴薬剤料             500円
  • 皮下注射              1,200円
  • 皮下注射 制吐剤          1,500円
  • 内服薬 食欲増進薬 ミルタザピン  100円

合計 11,440円(内消費税 1,040円)

 

4日目は、今までのステロイドや点滴の結果で、血液内の数値がどれだけさがったか?の検査を行いました。尿は排出していたし、具合も初日よりはよくなってそうだったので、数値が下がっていることを期待していたのですが、逆に上がっていたのでとてもショックを受けました。

 

また、食事をとっていなかったため、肝臓の数値も悪い数値で、何とか食べものに興味が出るようにと、食欲増進薬を処方されました。

正直、薬でも食欲はわかず、食事どころか水もあまり飲まなくなっていました。

 

無理やりでも食べさせた方が良いとの医師の助言のもと、強制給餌を試みますが本当にこれでよいのか?というもやもやがずっと心のなかにありました。

 

また、まったく同じ症状だった猫ちゃんが、弛緩剤をしようしたところ、尿管が弛緩され、結石が動いたために尿がうまく排出されるようになって復活した、という話を聞いて次の日に弛緩剤を打つことに決めました。

まだ、この時は大丈夫、元気になると信じていました。

 

5日目 皮下点滴・弛緩剤注射

2020/7/1

 

  • 再診料         600円
  • 皮下点滴料       2,000円
  • 皮下注射 制吐剤    1,500円
  • 皮下注射(2剤)      2,500円
  • 処方食 APPE 30g 80円

合計 7,348円(内消費税 668円)

 

最後の通院の日です。

いつもの皮下点滴を行いましたが、まだ前日のものが残っていたために、この日は少なめでした。

前述のとおり、弛緩剤を注射しました。

また、この日はどうしても食事を食べないと相談したら、液体状のものがありますと言われたのでシリンジとセットで試しに一食分購入してみました。

ま、結局飲まなかったんですけどね。

弛緩剤は、両足がまったく動かなくなってしまって、むごかったです。

でも、これで尿がうまく排出されるようになればと、一縷の望みをかけての処置でした。

しかしその願いは叶わず、この診察の10時間後になつめは旅立ちました。

 

5日間を通しての治療費合計

  • 1日目 42,868円
  • 2日目 3,410円
  • 3日目 3,410円
  • 4日目 11,440円
  • 5日目 7,348円

合計 68,476円

 

5日間だけでしたが、合計すると中々の金額ですね。。

実は今初めて合計を出したので、ちょっと驚いています笑。

 

まとめ

私は、治療費と愛猫を天秤にかけたくなかったので、あえて治療費に関することは一切何も聞かずにすべての処置を行いました。

処置が適切だったかどうかは別にして、色々葛藤もありましたが今では出来ることは全てやっての結果なのだと思えています。

 

動物病院は自由診療なので、ある程度の金額を知りたいという方は多くいらっしゃると思います。

そういった方の参考になればと思って書き記しました。

私はペット保険は入っていませんでしたが、検討する材料にもなるかと思いますので、参考にしていただけると嬉しいです。